Happy Birthday TOKIO!!

「乾杯!!」
今日は俺達TOKIOの11周年の記念日。
久しぶりにに山口の家に5人で集まり祝おうという事になった。

「一年前は忙しかったよね〜」
5人で乾杯をした後太一が言った。
「そうやなぁ、太一なんか舞台の準備もしとったからなぁ」と、リーダー。
「俺にはできないな・・・」
「でも、今年はこうやってゆっくりお祝いできていいよね」
松岡も日本酒を飲みながら言った。
そして、寂しそうに
「でも、今年は何も無いね・・・。」
と、長瀬。
「ほんまに寂しいなぁ。」
「じゃあ、その分飲みますか」
「ぐっさんはすぐお酒になるんだから」
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ふと気づくとしげがいないことに気がついた。
ベンランダかと思い覗いてみると案の定しげはそこにいた。
酔っぱらった他の3人を横目に見ながら、俺も外に出た。
寄りかかっているしげの背中が寂しく見えた。
「しげ、どしたの?」
「あぁ、山口か〜」
俺を苗字の呼び捨てで呼ぶのは珍しい。
「・・・酔ってる?」
「酔っとらんよ〜。ただ改めて11年、いや山口とは11年以上か?その事を考えてたんや。僕がTOKIOのメンバーで幸せ者やなぁって。」
「俺もしげ達と音楽活動が出来てよかったと思ってるよ。」
「これからもずっと5人で続けていきたいなぁ。」
「そうだね。で、また記念ライブが出来たらいいね。」
「僕もがんばらな。」
「そしたらもう少しお酒を控えなさい」
「やっぱ山口にはかなわんなぁ(苦笑)でもあと一杯だけ飲ませてや。」
「じゃあ俺も付き合うよ。」
「ほな」
「「乾杯」」
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しげと部屋に戻ると3人は騒ぎすぎて疲れたのかぐっすりと寝ていた。
「しゃーないなー、山口、薄がけかなんかあるか?かけてやらんといくら元気だいうても風邪ひくで。」
「そうだな。じゃあこれ使って」
そういって俺は新しく出した薄がけをしげに渡した。
「ええ顔して寝とるな〜」
「しげだってさっき幸せだって言ってたじゃん」
「そか?」
「いつも、ごまかすんだから」
「まぁ、ええやん。僕らも寝よか?」
「そうだね」

その日のしげはとても幸せそうな顔をしていた。
来年もこんな顔が見られればいいと俺は思った。

こうして、11周年の日は終わった。
明日から俺たちはまた新しい一歩を歩き始める・・・。

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初めて小説(といえるのか?)を書きましたよ。
なかなか難しいですね。^^;
やっぱりお祝いしたかったんです!
ぐっさん&リーダーペアが好きなのでそんな感じになってしまいましたが、感想などもらえると嬉しいです。


そして、友人のこいちゃん、お誕生日おめでとうございます。
これからも仲良くしてくださいね。