バレンタイン

今日はバレンタインという事でSSです。
付き合っていただける方は続きへどうぞ。


俺が事務所に入るとそこにはラッピングされた箱の山が6つに分けられていた。

「なんだこれ?」
素直に思ったことを口に出してしまった。
すると、その言葉が聞こえたのだろうか、事務所の人が
話しかけてきた。
「今日はバレンタインですよ。なのでTOKIO宛に届いていたものをまとめたんですよ。」

言われて初めて気づいた。
「そっか。バレンタインか」

そういわれてみると街中もどことなくそんな雰囲気が漂っていた気がしないでもなかった。

「でも、何で6つに分けてあんの?」
それもまた気になったので聞いてみた。
「あぁ、それは個人宛で届いていたりしたのでメンバー5つにあとはTOKIO全体で分けたんです。」

数にばらつきがあるのはそのせいかと納得。
そして案の定末2人の人気はすごいらしい、机から溢れんばかりに置いてある。
「こんなにもらって食べんの大変そうだな。」
俺は思わず苦笑いしてしまう。
そしてその量に比べてしまうと目立ってしまう一つの山がある。
しげのチョコの山だ。
これにもまた違った意味の苦笑いをしてしまう。
「まぁ、折角だし俺からもしげにあげようかな。」
そう言ってかばんの中から朝買ってあとで自分で食べるつもりだったチョコを1箱取り出した。
そしてしげの山にそっと加えた。
ばればれかも知れないがばれてしまったらそれはそれでいいかなと思った。



______________________

絡んでませんが一応リセッタコンビです。
バレンタインという事でチョコを渡してもいいかな?と思いました。
お付き合いいただきありがとうございました。

でもって、この後はばれちゃった後のしげのお礼?編です。


______________________

「あ、ぐっさん、おは・・・ってなんやのこれ?」
「バレンタインのチョコだって。ファンの人から」
「そうなん?えらいたくさんあるなぁ。で僕のはどれかな。」
「しげのは一番右のだって。」
「そっか。やっぱ僕んは少ないなぁ。ってあれ?」
「ん?どうしたの?」
「いやぁ、一つだけ包んでおらんもんが置いてあるからな、どうしたんやろうと思って。」
「・・・さぁ?買い忘れちゃった事務所の人が置いたんじゃない?さて、俺ちょっと用事を済ませてくるよ。じゃ、しげ後で。」
そう言って山口は出て行った。

「ぐっさんは分かりやすいし、ほんまに優しいなぁ。いつもありがとな。」
そうしげは独り言を呟いた。



____________________

はい。すいません長々と。
これで終わりですので。ここまで付き合っていただき本当にありがとうございました。