[おめでとう]


ブルブル・・・・
僕がハワイロケで家に着き、くつろいでいると携帯の振動が伝わってきた。
時間は0時過ぎこんな時間に電話が来るのは珍しい。
「?」
不思議に思って見てみるとそれは山口からの電話だった。
「もしもし?ぐっさんこんな時間にどうしたん?」
『あ、しげ夜遅くにごめん。起こしちゃった?』
「今、部屋でゆっくりしとったところやから起きとったよ。」
『そう?じゃあ良かった。俺はさっき帰ってきたよ。』
「ずいぶんとかかったなぁ。おつかれさん」
『少し遠かったからね。しげもハワイロケおつかれ。』
「それは、お互い様やろ。」
『あはは、そうだね。』
「で、こんな夜遅くにどうしたん?」
『しげにお祝い言いたくてさ。おめでとう。』
「え?何のお祝いなん?僕の誕生日まだやけど。」
『違うよ、あなたメンプロ曲選ばれたでしょ?』
「ああ!!何のことかと思ったわ〜。それでこんな夜遅くに電話してくれたんか。ありがとさん。」
『ハワイでは忙しくてなかなか言えなかったからね。』
「うれしいわ〜。でも、他の4曲もええ曲やったやん、投票してくれた人は迷ったんとちゃうかな。」
『そうだね〜。その中で選ばれたしげはすごいんじゃない?』
「なんか、改めて言われると照れるわ。でも出来るんやったら5曲とも選ばれて欲しかったな。」
『選ばれた人がなに言ってるの。こういう時は素直に喜びなさい。』
「ぐっさんにはかなわんな。^^;」
『そういえば、俺のラジオで誰がどの曲を作ったかっていう企画をしたんだよ。』
「面白そうな企画やなぁ。で、どんな感じだったん?」
『なかなか意見が割れて面白かったよ。的を射た人もいたしね。』
「そうかぁ。そういう人達には感謝せんとなぁ」
『ファンにもいつも感謝の気持ちで歌っていきたいね。』
「せやなぁ。まだまだ頑張りたいなぁ」
『これからも頑張って5人で気持ちを伝えていこう。』
「じゃあ最後に乾杯でもしよか?」
『俺らのこれからにな。』
「じゃあ・・・」
 「「乾杯!!」」


『じゃ、俺そろそろ寝るわ』
「今日はほんま嬉しかったわ。」
『おう!また仕事で。』
「仕事でな〜」

 [ピッ]

「山口、本当ありがとな。」


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小説第2弾です。
あるお祭に参加したときの物なのですが、
なかなか大変ですね。
良かったら感想などいただけたら嬉しいです。